02-研究会について

名誉会長ご挨拶


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臨床コーチング研究会 名誉会長
和歌山県立医科大学名誉教授
畑埜義雄

臨床コーチング研究会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

医療の3原則は「安全」「安心」そして「満足」です。治療中心の状況・文化の中で、これら3原則は果たせているでしょうか?医療は、それに必要な知識と技術を除くと全てがコミュニケーションの総合です。「安全」は主として医療者間の、「安心」は患者・家族と医療者と、そして「満足」はそれら全ての統合されたコミュニケーションの結果としてみることが出来ます。

医療は授けるものという時代では、コミュニケーションは医療者から患者に対して一方向性でした。
しかし、今、求められているのは双方向性のコミュニケーションです。ボールでたとえると、相手を攻撃するドッチボールではなく、相手が受けやすいボールを投げるキャッチボールでなくてはなりません。
医療者―患者間では、まずは「聴く」、すなわち、「傾聴」のスキルが求められます。患者にも医療は授かるものでなく、治ろうとするモチベーションも生まれます。医療者はそれぞれ職種の異なる者の集団です。すなわち、異種他者がキャッチボールのコミュニケーションをしている間に、相互の立場、個性や考え方が理解されるのです。理解することでそれぞれが自主性と責任感をもった行動が伴い、よい形の医療へと作り上げていきます。これが望まれるチーム医療の形であると考えています。

今、新人であっても来年には部下が出来ます。皆がいずれはリーダーになるのです。リーダーはどのように部下にモチベーションを持たせていけばいいのでしょうか?命令・指示で人を動かす時代は終わりました。双方向性コミュニケーションで部下の潜在している考えを引き出していきましょう。コミュニケーションスキルを使ったコーチング教育を行い、真のチーム医療を創生せねばなりません。

臨床コーチング研究会の活動にご興味をもっていただきましたら、ぜひご参加ください。

このページの更新日:2010/04/11

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